私は北海道留辺蘂町(現在北見市)に生まれ育ちました。
当時は地元にフルートを専門で教えて下さる先生がいなかったので、自己流でフルートを吹いていました。
レッスンを受ける方法として青木明先生がやっていらした「ツイスの通信講座」という講座がありました。自分の録音した曲を送り、先生から注意事項やアドバイスなどの指導を仰ぐというものです。
今となってはどのように知ったのかきっかけは定かではないのですが、留辺蘂高校2年生の時に私も初めて受講することに。 オープンリールテープで録音したテープをお送りし、青木先生から返信の手紙をお送り頂きました。 今でもその手紙を宝物のように保存し時々原点を見つめるようにしております。

頂いた手紙を5年前、2015年の「日本フルートフェスティヴァル in 東京」のリハーサルの時に青木先生にお見せしました。 なかなかご挨拶するタイミングを逸していましたが勇気を出してお見せしたところ先生も驚いたご様子でした。 それから4年前の2016年に日本フルート協会の創立50周年事業に関わった際に先生と親しくお話ししご一緒する機会が多くなりました。

今回「室内楽の変遷 163」というコンサートで青木明先生とヘンデルのトリオ・ソナタ Op.5-1 を演奏しました。 高校時代にお世話になり、数十年経った今またご一緒に演奏出来ることは感慨深いものがあります。

青木先生と次回は5月1日(金)にテレマンのトリエット 第1番を演奏します。

次も楽しみにしています。